2025.07.27
初めての家づくり。無理なく建てる予算設定のステップ
「いつか自分の家を持ちたい」という夢を持つ方は多いでしょう。
しかし、家づくりを考え始めると、「予算」という現実的な壁に直面します。
「やりたいこと」と「できること」のバランスをどう取るべきか、悩まれる方も少なくありません。
特に初めての家づくりでは、何から手をつければよいのか、どのくらいの費用が必要なのか、無理のないローン返済計画はどう立てるべきか…こうした疑問が次々と浮かんでくるものです。
そこで今回は、これから家づくりを始める方に向けて、無理なく理想の家を建てるための予算設定のステップを紹介します。
家づくりの予算設定の基本
家づくりの予算を考える上で、まず押さえておきたいのが「年収の5倍」という目安です。
これは、無理のない返済計画を立てる上で重要な指標となります。
例えば、年収600万円の方であれば、3000万円程度が適切な予算の目安となるでしょう。
ただし、これはあくまで目安であり、実際は個人の生活スタイルや将来設計によって大きく変動します。
貯蓄額や他の借入金の有無、将来の収入見込みなども考慮に入れて、総合的に判断するようにしましょう。
支出項目を細かく把握する
家づくりの予算を立てる際は、建物本体の費用だけでなく、付随する様々な費用も考慮に入れる必要があります。
主な支出項目には以下のようなものがあります。
・土地代
・建物本体工事費
・外構工事費
・インテリアや家具費
・諸経費(設計費、申請費用など)
・引越し費用
これらの費用を事前に把握し、漏れなく予算に組み込むことで、より現実的な計画を立てることができます。
ライフプランに合わせた予算設定を
家づくりの予算は、現在の生活だけでなく、将来のライフプランも考慮して設定することが重要です。
例えば、結婚や子どもの誕生、教育費の増加、親の介護など、将来起こりうるライフイベントを想定し、それに対応できる余裕を持った予算設定を心がけましょう。
また、趣味や旅行など、自分たちの生活の質を保つための支出も忘れずに。
家のローンに追われ、肝心の生活を楽しめないような状況にならないよう注意が必要です。
住宅ローンの返済計画を立てる
多くの場合、家を建てる際には住宅ローンの利用が不可欠です。
返済計画を立てる際は、以下の点に注意しましょう。
・返済期間
一般的に多いのは35年以内。長すぎると総支払額が増えるため、シミュレーションをしておくことが大切。
・金利タイプ:
金利が変わる「変動金利」か契約時の金利がそのままの「固定金利」か、自分のリスク許容度に合わせて選択する。
・月々の返済額
年収の返済負担率を参考に、月々の返済額を考えることが大切。年収の25%以内に抑えるのが理想的。
また、繰り上げ返済や、ボーナス時の増額返済なども考慮に入れると、より柔軟な返済計画が立てられます。
補助金や減税制度を活用する
家づくりには様々な補助金や減税制度があります。
例えば、省エネ住宅の建築や、地域による移住支援制度など。
これらを上手く活用することで、予算の幅を広げることができるでしょう。
ただし、制度は年度によって変更されることもあるため、最新の情報を確認することが大切です。
ハウスメーカーや工務店、地域の行政窓口に相談してみましょう。
まとめ
家づくりの予算設定は複雑に感じられるかもしれませんが、今回ご紹介したステップを踏まえ、じっくり計画を練ることで、将来の不安を残さない家づくりができます。
大切なのは、ご自身のライフスタイルや価値観に合った家を目指すことです。
予算内で無理に妥協するのではなく、優先順位を明確にして取捨選択すれば、きっと理想の家に近づけるでしょう。
心も体も健康な暮らしを実現する家づくりは“アップルホームの健康住宅「WELL+(ウェルプラス)」”におまかせください。