2025.07.08
暮らしを快適に変える!ビルトインガレージの魅力と設計のコツ
「雨の日に車から荷物を運ぶのが面倒」「愛車を大切に保管したい」そんな願いを叶えてくれるのがビルトインガレージです。
家の中に直接車を入れられる便利さは、一度体験すると手放せなくなる魅力があります。
また、雨の多い日本では、傘をささずに車からそのまま室内へ移動できるのは、想像以上に快適なものです。
しかし、その便利さの裏には、計画段階で考慮すべき重要なポイントが。
排気ガスの問題、騒音、湿気対策など、適切な設計なしでは思わぬトラブルを招くこともあるのです。
そこで今回は、ビルトインガレージの魅力を最大限に活かしつつ、失敗しないための設計のポイントをご紹介します。
ビルトインガレージの魅力
ビルトインガレージの最大の魅力は、なんといっても雨や雪の日でも濡れずに車から室内へ移動できることです。
買い物帰りの荷物の運び込みや、子どもの送迎時の乗り降りが格段にスムーズになるでしょう。
また、車を室内に置くことで、防犯性が高まり、大切な愛車を安心して保管できます。
さらに、ガレージスペースを多目的に活用できるのも魅力の一つです。
趣味の作業場や子どもの遊び場としても利用可能であり、家族のライフスタイルに合わせて柔軟に使えるスペースとなるでしょう。
設計時に必要な対策や工夫って?
・排気ガス対策
ビルトインガレージで最も重要なのは、排気ガス対策です。
車から出る一酸化炭素は無色無臭で非常に危険なため、適切な換気システムの設置が不可欠です。
強制換気扇を設置し、車の排気口の高さに合わせて吸気口を設けるなど、専門家のアドバイスを受けながら計画しましょう。
・防音・防振対策
車の出し入れや、エンジン音による振動は、想像以上に室内に伝わります。
そのため、特に2階に寝室を設ける場合は要注意です。
防音・防振材を壁や床に使用し、ガレージと居住スペースの間に緩衝帯を設けるなどの工夫が必要です。
・湿気対策
雨天時に濡れた状態で車を入れると、室内の湿度が上がり、結露やカビの原因となります。
特にカビは家族の健康にも害を及ぼす可能性があるため、湿気対策は非常に重要です。
除湿器の設置や、床材の選択(タイルや塗装仕上げなど)にも気を配りましょう。
また、ガレージ内に温度計を設置して温度管理をすることも大切です。
・収納スペースの確保
ガレージは単なる駐車スペース以上の可能性を秘めています。
車のメンテナンス用品や季節物の収納、自転車やアウトドア用品の保管など、効率的な収納計画を立てることで、生活の質を大きく向上させることができます。
・法規制への対応
ビルトインガレージを計画する際は、建築基準法や消防法などの法規制にも注意が必要です。
特に防火区画の設置や、開口部の制限などは重要なポイントです。
これらの規制は地域によって異なる場合もあるので、設計の早い段階で確認しておくことをおすすめします。
まとめ
ビルトインガレージは、雨の日も濡れずに車から室内へ移動できる快適さや、大切な愛車を安心して保管できる安心感、そして家族の暮らしに合わせて多目的に使える自由度が魅力です。
一方で、排気ガス対策や防音・湿気対策、収納の工夫、法規制への対応など、しっかりと計画してこそ、そのメリットを最大限に活かすことができます。
せっかく注文住宅を建てるなら、こうした細かな部分にもこだわって、より快適で使いやすい住まいを実現しましょう。
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